ビアスタイル一覧

世界中には100種類以上のビアスタイルが存在します。 それぞれのスタイルが持つ独自の歴史、味の特徴、 そして楽しみ方を探索してみましょう。

苦味
甘味
ボディ
香り
酸味
82 スタイル

ESB

発祥: 20世紀半ば(名称普及は1971年頃)、イギリス

モルトとイングリッシュホップのバランスが特徴。名前ほど苦くなく、バランスの取れた味わい。

ABV: 4.60-6.20%IBU: 30-50SRM: 6-18

IPA

発祥: 18世紀末~19世紀初頭、イギリス

ホップの香りと苦味が特徴。アメリカンは柑橘やトロピカル系、イングリッシュは穏やかな味わい。

ABV: 5.50-7.50%IBU: 40-70SRM: 6-14

アイスボック

発祥: 19世紀末?、ドイツ・フランケン地方(伝説)

ボックを凍結濃縮して造る極めて強いラガー。非常にリッチなモルト風味と滑らかな口当たり。

ABV: 9.00-14.00%IBU: 25-35SRM: 18-30

アイリッシュスタウト

発祥: 18世紀~19世紀、アイルランド(ダブリンなど)

ドライな飲み口とロースト麦芽のコーヒー風味が特徴。クリーミーな泡も有名なアイルランド発祥。

ABV: 4.00-5.00%IBU: 30-45SRM: 25-40

アウトブライン

発祥: 17世紀~、ベルギー・東フランダース地方

「古い茶色」を意味し長期熟成。穏やかな酸味と麦芽の甘み、ダークフルーツのような複雑さ。

ABV: 4.00-8.00%IBU: 20-25SRM: 17-22

アメリカンウィート

発祥: 1980年代~、アメリカ

酵母の個性が控えめでクリーンな味わい。軽やかな飲み口と柑橘系ホップが楽しめる爽やかな小麦ビール。

ABV: 4.00-5.50%IBU: 15-30SRM: 3-6

アルトビア

発祥: 中世からの進化、ドイツ・デュッセルドルフ

上面発酵ながら低温熟成。琥珀色でモルトとホップのバランスが絶妙な伝統的ドイツビール。

ABV: 4.30-5.50%IBU: 25-50SRM: 11-17

アンバーエール

発祥: 主に20世紀後半(1980年代頃)、アメリカ

琥珀色でモルトの甘みとキャラメル風味、ほどよいホップのバランスが取れた飲みやすいエール。

ABV: 4.50-6.20%IBU: 25-40SRM: 10-17

イタリアン・グレープエール

発祥: 2000年代半ば~、イタリア

醸造過程でブドウを使用。ワインとビールの特徴を併せ持ち、フルーティーで複雑な味わい。

ABV: 5.00-10.00%IBU: 15-40SRM: 4-15

イングリッシュ・ブラウンエール

発祥: 17世紀以前~、現代の形は20世紀初頭、イギリス

ナッツやカラメル、ビスケットのような麦芽風味が主体。ホップ控えめで穏やかに飲みやすい。

ABV: 4.00-5.50%IBU: 15-30SRM: 12-22

インターナショナル・ダークラガー

発祥: 20世紀、世界各地(ヨーロピアン・ダークラガーが起源)

世界のマスマーケット向けダークラガー。色は濃いが味は軽く甘め、ロースト感は控えめ。

ABV: 4.20-6.00%IBU: 8-20SRM: 14-22

インペリアルスタウト

発祥: 18世紀、イギリス・ロンドン

高アルコールで濃厚なロースト風味。コーヒーやダークチョコ、時に焦げた深い苦みの複雑なスタウト。

ABV: 8.00-12.00%IBU: 50-90SRM: 30-40

ヴァイツェン

発祥: 中世、南ドイツ・バイエルン地方

バナナやクローブのようなフルーティー&スパイシーな風味。濁った外観と豊かな泡立ちが特徴。

ABV: 4.30-5.60%IBU: 8-15SRM: 2-6

ヴァイツェンボック

発祥: 20世紀初頭、ドイツ・バイエルン地方

ヴァイツェン酵母のフルーティーさとボックの豊かなモルト感、高アルコール。濃厚で複雑な味わい。

ABV: 6.50-9.00%IBU: 15-35SRM: 6-25

ウィーヘヴィー

発祥: 19世紀、スコットランド

非常にリッチなモルトの甘みとカラメル風味。ホップ極めて控えめで濃厚、滑らかなスコットランド伝統。

ABV: 6.50-10.00%IBU: 17-35SRM: 14-25

ウィンナーラガー

発祥: 1841年、オーストリア・ウィーン

淡い赤銅色でモルトの豊かな風味。軽快でクリーンな後味のバランス良いオーストリア発祥ラガー。

ABV: 4.70-5.50%IBU: 18-30SRM: 9-15

オートミールスタウト

発祥: 19世紀末~20世紀初頭、イギリス/スコットランド

オートミール使用でなめらかでシルキーな口当たり。チョコやコーヒー風味にクリーミーさが加わる。

ABV: 4.20-5.90%IBU: 25-40SRM: 22-40

オールドエール

発祥: 18世紀~、イギリス

長期熟成で複雑な風味と滑らかな口当たり。バーレイワインに似るが色が濃く甘みが強い傾向。

ABV: 6.00-9.00%IBU: 30-60SRM: 10-22

オイスタースタウト

発祥: 20世紀初頭、イギリス/ニュージーランド(料理との組み合わせは18世紀~)

醸造に牡蠣を使用したスタウト。ほのかな潮の香りとミネラル感、まろやかさが加わることも。

ABV: 4.00-7.00%IBU: 25-50SRM: 30-40

カタリナサワー

発祥: 2015年頃~、ブラジル(サンタカタリーナ州)

ケトルサワーの爽やかな酸味と大量のトロピカルフルーツが特徴。低アルコールで爽快なブラジル発祥。

ABV: 4.00-5.50%IBU: 2-8SRM: 3-7

カリフォルニア・コモン

発祥: 19世紀後半、アメリカ・カリフォルニア州

ラガー酵母を高温発酵させるユニークな製法。アンバー色でモルト風味と特徴的なホップ香が共存。

ABV: 4.50-5.50%IBU: 30-45SRM: 10-14

グーズ

発祥: 19世紀頃、ベルギー・ブリュッセル周辺

若いランビックと古いランビックをブレンドし瓶内発酵。強い炭酸と複雑な酸味。「ブリュッセルのシャンパン」。

ABV: 5.00-8.00%0SRM: 3-7

クアドルペル

発祥: 名称普及は1991年、オランダ(ラ・トラップ醸造所)/ ベルギー

修道院ビール最強タイプ。濃い琥珀〜ダークブラウンでリッチなモルト甘さとドライフルーツ風味。

ABV: 8.00-12.00%IBU: 20-35SRM: 12-22

クリーク

発祥: 19世紀~20世紀初頭、ベルギー

サワーチェリー使用のフルーツランビック。ランビックの酸味とチェリーの甘酸っぱさ、鮮やかな赤色。

ABV: 5.00-8.00%0SRM: 10-17

クリームエール

発祥: 19世紀半ば~後半、アメリカ北東部

エールとラガーの中間的特性。非常にクリーンで軽く、クリスプな喉越しの爽やかなアメリカ発祥エール。

ABV: 4.20-5.60%IBU: 8-20SRM: 2-5

クリスタルヴァイツェン

発祥: 20世紀、ドイツ

ヘフェヴァイツェンを濾過して透明に。クリスタルのようにクリアで、よりクリーン&シャープな味わい。

ABV: 4.30-5.60%IBU: 8-15SRM: 2-4

クワス

発祥: 中世、東ヨーロッパ/中央アジア

ライ麦パンベースの東欧伝統飲料。軽い酸味と香ばしさを持つ微アルコール発酵飲料。

ABV: 0.50-2.50%0SRM: 15-30

ケルシュ

発祥: 中世からの進化、現代の形は20世紀半ば、ドイツ・ケルン

エールとラガーの特性を併せ持つ。澄んだ黄金色で軽快クリア、微かなフルーティーさが調和。

ABV: 4.40-5.20%IBU: 18-30SRM: 3-5

ケンタッキーコモン

発祥: 19世紀後半、アメリカ・ケンタッキー州

禁酒法時代にケンタッキーで人気だった歴史的ビール。やや色が濃く酸味があったとされる。

ABV: 4.00-5.50%IBU: 15-30SRM: 11-19

ゴーゼ

発祥: 中世(13世紀頃)、ドイツ・ゴスラー(後にライプツィヒへ)

塩とコリアンダーを加えた伝統的サワービール。爽やかな酸味と軽い塩味で複雑ながらも爽快。

ABV: 4.20-4.80%IBU: 5-12SRM: 3-4

コールドIPA

発祥: 2018年頃、アメリカ・オレゴン州

IPAのホップ感とラガーのクリーンさを両立。副原料やラガー酵母使用が特徴の新しいスタイル。

ABV: 6.00-7.50%IBU: 50-70SRM: 2-5

サワーエール

発祥: 古代 / ヨーロッパ(特にベルギー、ドイツ)など

意図的に酸味を持たせたエール。乳酸菌や野生酵母で爽やかな酸味と複雑な風味を生み出す。

ABV: 3.00-8.00%0SRM: 2-25

ジャーマン・ピルスナー

発祥: 19世紀後半(1870年代~)、ドイツ

チェコ式よりドライで苦味がシャープ、炭酸が強い。ホップのフローラル&スパイシーな香りが特徴。

ABV: 4.40-5.20%IBU: 22-40SRM: 2-5

シュバルツビア

発祥: 中世後期~16世紀頃、ドイツ(テューリンゲン/フランケン地方など)

濃い色ながら軽快でスッキリ。わずかなロースト感と軽いモルトの甘み、スタウトより軽い口当たり。

ABV: 4.40-5.40%IBU: 20-30SRM: 17-30

スタウト

発祥: 18世紀初頭、イギリス・アイルランド

焙煎麦芽の黒色ビール。チョコやコーヒー風味で、甘さやアルコール度数は種類により様々。

ABV: 4.00-8.00%IBU: 25-75SRM: 25-40

セゾン

発祥: 18世紀/19世紀頃かそれ以前、ベルギー・ワロン地方

スパイシーでフルーティーな香りと乾いた爽やかな味わい。軽快ながら複雑な風味の農場発祥エール。

ABV: 5.00-7.00%IBU: 20-35SRM: 5-14

セッションIPA

発祥: 2000年代後半~2010年代、アメリカ/イギリス

アルコール抑えめでIPAらしいホップ感を維持。長時間の飲み会でも楽しめる爽快で飲みやすいIPA。

ABV: 3.00-5.00%IBU: 40-55SRM: 3-12

ダブルIPA

発祥: 1990年代後半~2000年代初頭、アメリカ

ホップ使用量とアルコール度数を増した強烈なIPA。強い苦味とホップ香、リッチなモルトが調和。

ABV: 7.50-10.00%IBU: 60-120SRM: 6-14

チェコ・アンバーラガー

発祥: 19世紀~、チェコ共和国(ボヘミア地方)

ピルスナーとカラメルモルトで豊かな麦芽風味。ザーツホップとのバランスが良いチェコ伝統ラガー。

ABV: 4.40-5.80%IBU: 20-35SRM: 10-16

チェコ・ダークラガー

発祥: 19世紀~、チェコ共和国(ボヘミア地方)

ドイツのダークラガーとは異なり、ロースト控えめで甘みと滑らかさが特徴のチェコ伝統ラガー。

ABV: 4.40-5.80%IBU: 18-34SRM: 14-35

デュッベル

発祥: 原型は19世紀以前、現代版は1926年、ベルギー(ウェストマール修道院)

赤褐色で複雑なモルト風味とベルギー酵母のフルーティー&スパイシーさ。ドライな後味が絶妙。

ABV: 6.00-7.60%IBU: 15-25SRM: 10-17

デュンケル

発祥: 中世後期、ドイツ・バイエルン地方

ロースト麦芽のリッチな風味とほのかな甘み。しっかりした味わいながら飲みやすいバイエルン伝統。

ABV: 4.50-5.60%IBU: 18-28SRM: 14-28

デュンケルヴァイツェン

発祥: 中世~、ドイツ・バイエルン地方

バナナやクローブ香に加え、濃い麦芽由来のパンやカラメル風味。濃厚ながらも飲みやすい。

ABV: 4.30-5.60%IBU: 10-18SRM: 14-23

ドッペルボック

発祥: 17世紀、ドイツ・ミュンヘン(パウラーナー修道院)

ボックの強いバージョン。「二重」を意味し通常より濃厚で高アルコール。濃いカラメル風味が特徴。

ABV: 7.00-10.00%IBU: 16-26SRM: 6-25

トリペル

発祥: 原型は1930年代、確立は1956年、ベルギー(ウェストマール修道院)

高アルコールながら飲みやすい強いブロンドエール。フルーティー&スパイシーな香り、軽快な飲み口。

ABV: 7.50-9.50%IBU: 20-40SRM: 4-7

ドルトムンダー・エクスポート

発祥: 1870年代、ドイツ・ドルトムント

輸出用に少し高アルコール化。ヘレスとピルスナーの中間的な性格を持つドイツ・ドルトムント発祥。

ABV: 4.80-6.00%IBU: 20-30SRM: 4-6

トロピカルスタウト

発祥: 20世紀、熱帯地域(FESが起源)

熱帯地域向けスタウト。フォーリンエクストラより甘くロースト穏やか、フルーティーなエステル香。

ABV: 5.50-8.00%IBU: 30-50SRM: 30-40

バーレイワイン

発祥: 18世紀/19世紀頃、イギリス

非常に高アルコールでリッチなモルトの甘みと複雑な風味。熟成で変化する奥深いスタイル。

ABV: 8.00-12.00%IBU: 35-100SRM: 8-22

バルチックポーター

発祥: 18世紀後半~19世紀、バルト海周辺諸国(英国ポーターが起源)

ラガー酵母で低温発酵・熟成。英国ポーターより高アルコールで濃厚、滑らかで複雑な味わい。

ABV: 6.50-9.50%IBU: 20-40SRM: 17-30

ビエール・ド・ギャルド

発祥: 19世紀以前~、フランス北部(フランドル地方)

セゾンに似るがモルト風味が豊かで高アルコール。熟成による複雑な味わいが特徴のフランス北部発祥。

ABV: 6.00-8.50%IBU: 18-28SRM: 6-19

ピルスナー

発祥: 1842年、ボヘミア地方(現チェコ共和国)ピルゼン市

クリアでシャープな味わいとホップの爽やかな香り。世界で最も飲まれているスタイルの一つ。

ABV: 4.20-5.80%IBU: 22-45SRM: 2-6

フォーリン・エクストラスタウト

発祥: 18世紀末~19世紀、イギリス/アイルランド(輸出用)

熱帯地域向けの強いスタウト。ドライスタウトより高アルコールで、ロースト感や苦味が強い。

ABV: 6.00-8.00%IBU: 30-70SRM: 30-40

ブラゴット

発祥: 古代~中世、ヨーロッパ(特にイギリス、アイルランドなど)

麦芽と蜂蜜の両方を発酵。ビールとミードのハイブリッドで甘みとアルコール度数が高い。

ABV: 5.00-14.00%IBU: 15-50SRM: 5-30

ブラックIPA

発祥: 2000年代半ば、アメリカ(太平洋岸北西部/バーモント州など)

濃い色ながらIPAのホップ感。柑橘やパイン系の香りにほのかなロースト感が加わる個性派。

ABV: 5.50-9.00%IBU: 50-90SRM: 25-40

フランダース・レッドエール

発祥: 19世紀頃~、ベルギー・フランダース地方

オーク樽で長期熟成。酢のような酸味と果実味、ワインに似た複雑さ。「赤いワインのようなビール」。

ABV: 4.60-6.50%IBU: 10-25SRM: 10-16

フランボワーズ

発祥: 20世紀初頭、ベルギー

ラズベリーの華やかな香りと甘酸っぱさ、ランビックの酸味が調和したエレガントなフルーツランビック。

ABV: 5.00-8.00%0SRM: 3-6

ブリュットIPA

発祥: 2017年頃、アメリカ・サンフランシスコ

酵素で糖分を完全分解した極めてドライなIPA。強いホップアロマと高炭酸、キレのある後味。

ABV: 6.00-7.50%IBU: 20-40SRM: 2-4

フルーツビール

発祥: 古代 / 世界各地

様々な果物を使用して醸造。ランビックベースから現代クラフトまで幅広く、フルーティーな味わい。

ABV: 4.00-8.00%IBU: 5-40SRM: 3-15

フルーツランビック

発祥: 19世紀~20世紀初頭(商業化)、ベルギー

ランビックにフルーツを加えて二次発酵。チェリーやラズベリーが代表的で、酸味と果実が融合。

ABV: 5.00-8.00%0SRM: 3-7

ペールエール

発祥: 18世紀初頭、イギリス(特にバートン・アポン・トレント)

IPAより穏やかなホップ風味の黄金色エール。バランス良く飲みやすい親しみやすいスタイル。

ABV: 4.50-6.20%IBU: 30-50SRM: 5-10

ヘイジーIPA

発祥: 2010年代前半~中頃、アメリカ北東部(ニューイングランド地方)

濁った外観とジューシーでトロピカルなホップ風味。苦み控えめでフルーティーな味わいが前面に。

ABV: 6.00-9.00%IBU: 25-60SRM: 3-7

ベストビター

発祥: 20世紀初頭~半ば、イギリス

オーディナリーより風味豊か、ESBより軽い。バランスの取れた飲みやすさが魅力のパブ定番。

ABV: 3.80-4.60%IBU: 25-40SRM: 5-16

ペストリースタウト

発祥: 2010年代後半、アメリカなど

デザートのような風味の極甘濃厚スタウト。バニラ、チョコ、ココナッツ等を使用。高アルコール。

ABV: 8.00-14.00%IBU: 20-50SRM: 30-40

ベルジャン・ゴールデンストロングエール

発祥: 20世紀半ば、ベルギー

トリペルに似るがよりドライで炭酸が強い。高アルコールながら悪魔的な飲みやすさを持つ。

ABV: 7.50-10.50%IBU: 22-35SRM: 3-6

ベルジャン・ブロンドエール

発祥: 20世紀半ば、ベルギー

黄金色でフルーティー&スパイシーなベルギー酵母の風味。マイルドながら複雑さを併せ持つ。

ABV: 6.00-7.50%IBU: 15-30SRM: 4-7

ベルジャン・ペールエール

発祥: 20世紀半ば、ベルギー

ベルギー酵母で醸造。中程度の苦味とフルーティー&スパイシーな香りが特徴の飲みやすいエール。

ABV: 4.80-5.50%IBU: 20-30SRM: 8-14

ベルリナーヴァイセ

発祥: 17世紀頃、ドイツ・ベルリン

非常に軽い口当たりと爽やかな酸味が特徴。低アルコールで暑い季節に最適な伝統的小麦ビール。

ABV: 2.80-3.80%IBU: 3-8SRM: 2-3

ヘレス

発祥: 1894年、ドイツ・ミュンヘン

「明るい」を意味する澄んだ黄金色。モルトの甘みを前面に、穏やかなホップと爽やかな後味。

ABV: 4.70-5.40%IBU: 16-22SRM: 3-5

ポーター

発祥: 18世紀初頭(1720年代頃)、イギリス・ロンドン

スタウトの起源となった暗色ビール。チョコやカラメル、コーヒー風味でスタウトより軽い口当たり。

ABV: 4.00-6.50%IBU: 18-50SRM: 20-40

ボック

発祥: 原型は14世紀ドイツ・アインベック、ラガー化は17世紀ドイツ・バイエルン

濃い琥珀〜濃褐色でモルトのリッチな風味と甘み。通常のラガーより高アルコールの伝統的スタイル。

ABV: 6.30-7.20%IBU: 20-27SRM: 14-22

ホワイトIPA

発祥: 2010年前後、アメリカ

ヴィットビアの小麦感やスパイス香と、IPAの強いホップ香が共存するハイブリッドスタイル。

ABV: 5.50-7.00%IBU: 40-70SRM: 5-7

マイボック

発祥: 19世紀後半、ドイツ

春に飲まれる強いラガー。伝統ボックより色が淡くホップがやや強調された季節のビール。

ABV: 6.30-7.40%IBU: 23-35SRM: 6-11

マイルドエール

発祥: 17世紀以前~、イギリス

ホップの苦味が穏やかな低アルコールエール。モルトの甘みやカラメル風味主体で非常に飲みやすい。

ABV: 3.00-4.50%IBU: 10-25SRM: 6-30

ミルクスタウト

発祥: 20世紀初頭(1907年頃)、イギリス

乳糖を加えた甘みとクリーミーな口当たりのスタウト。コーヒーやチョコ風味に優しい甘みが調和。

ABV: 4.00-6.00%IBU: 20-40SRM: 30-40

メルツェン

発祥: 原型は16世紀以前、現代のアンバー版は19世紀半ば、ドイツ・バイエルン地方

オクトーバーフェストの伝統ビール。琥珀〜銅色でリッチなモルト風味、クリーンで滑らかな口当たり。

ABV: 5.80-6.30%IBU: 18-24SRM: 8-17

ライIPA

発祥: 20世紀後半~21世紀初頭、アメリカ

ライ麦使用でスパイシーさとドライな後味、わずかな粘性が加わるIPA。通常のホップ風味も健在。

ABV: 5.50-8.00%IBU: 50-75SRM: 6-15

ラオホビア

発祥: 中世からの伝統製法、確立は15世紀/16世紀頃~、ドイツ・バンベルク

ブナの薪で燻製した麦芽を使用。燻製肉やベーコンを思わせる独特の煙の香りと風味。

ABV: 4.80-6.00%IBU: 20-30SRM: 12-22

ラガー

発祥: 中世後期(15~16世紀頃)、南ドイツ・バイエルン地方

低温発酵でクリーン&スッキリ。世界で最も多く生産され、日本のビールもほとんどがラガー。

ABV: 4.00-6.00%IBU: 8-25SRM: 2-6

ランビック

発祥: 中世~、ベルギー・パヨッテンラント地方

空気中の野生酵母とバクテリアで発酵・熟成。強い酸味と複雑でファンキーな香りが特徴。

ABV: 5.00-6.50%0SRM: 3-6

レッドIPA

発祥: 2000年代~、アメリカ

アメリカンIPAに豊かなモルト風味と赤み。ホップの香りと苦味にカラメルやトースト感が加わる。

ABV: 5.50-7.50%IBU: 40-70SRM: 11-18

低アルコール/ノンアルコールビール

発祥: 20世紀初頭(Near Beer)~現代、世界各地

アルコール度数を低く抑えた、または除去したビールテイスト飲料。製法や風味は多様。

ABV: 0.00-1.20%IBU: 5-30SRM: 2-30

白ビール

発祥: 中世(14世紀頃かそれ以前)、ベルギー(ヒューガルデン村周辺)

オレンジピールやコリアンダー使用。クリーミーで爽やかな飲み口とほのかなスパイシーさが特徴。

ABV: 4.50-5.50%IBU: 8-20SRM: 2-4