ケンタッキーコモン

発祥: 19世紀後半、アメリカ・ケンタッキー州

概要

19世紀後半~禁酒法時代にケンタッキー州ルイビル周辺で人気だった歴史的ビール。やや色が濃く、酸味があったとされる。クリームエールに似た側面も。

歴史・起源

19世紀後半~米禁酒法時代(1920-33)まで、特にケンタッキー州ルイビル周辺で非常に人気だった歴史的スタイル。「コモン」は「一般的」等の意味。 記録や再現レシピによると、色はやや濃い目(アンバー~ライトブラウン)、原料は大麦麦芽に加えトウモロコシが多く(25-35%+)使われた模様。上面発酵で急速醸造・消費され、しばしば乳酸菌等による軽い酸味(サワーマッシュ製法の可能性も)を持っていたと考えられている。 クリームエール同様、ラガー対抗のエールだが、色が濃く酸味があった点が異なる。禁酒法と共にほぼ消滅したが、近年歴史的スタイルへの関心からクラフトで再現される試みも。

スペック

アルコール度数
4.00-5.50%
IBU (苦味)
15-30
SRM (色)
11-19
適温
10-13°C

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