ミルクスタウト
発祥: 20世紀初頭(1907年頃)、イギリス
概要
乳糖(ラクトース)を加えて醸造するスタウトビール。通常のスタウトに比べて甘味があり、クリーミーな口当たりが特徴。コーヒーやチョコレートのような風味に優しい甘みが加わった飲みやすいダークビールです。
歴史・起源
イギリスで20世紀初頭に生まれたスタウトの一種です。「スイートスタウト」や「クリームスタウト」とも呼ばれます。 通常のスタウトに、発酵しない糖分であるラクトース(乳糖)を添加して造られるのが最大の特徴です。酵母はラクトースを分解できないため、ビール中に糖分が残り、独特の甘みと、より豊かで滑らかなボディ(口当たり)をもたらします。 開発当初は、栄養価が高い、あるいは健康に良いといった触れ込みで(医学的根拠は薄いですが)市場に出され、特にマッケソン社のスタウト(1907年~)がその元祖として知られています。 一時期人気は下火になりましたが、クラフトビール時代に入って再評価され、ローストされた麦芽の風味と優しい甘さ、クリーミーな質感が調和した飲みやすいダークビールとして、再び人気を集めています。
スペック
アルコール度数
4.00-6.00%
IBU (苦味)
20-40
SRM (色)
30-40
適温
8-12°C
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