ヘレス

発祥: 1894年、ドイツ・ミュンヘン

概要

ミュンヘン発祥の淡色ラガービール。「ヘレス(Hell)」はドイツ語で「明るい」という意味を持ち、その名の通り澄んだ黄金色が特徴。モルトの甘みを前面に出しつつ、穏やかなホップの苦味とさわやかな後味が楽しめる飲みやすいビールです。

歴史・起源

ドイツ語で「明るい、淡い色 (Hell)」を意味する、南ドイツ・ミュンヘン発祥の淡色ラガービールです。 19世紀後半、チェコのピルスナーが世界的に大成功を収めたのに対抗し、ミュンヘンの醸造家たちが独自の淡色ラガーを開発しようとしたのが始まりです。シュパーテン醸造所が1894年に初めて醸造したものが元祖とされています。 ピルスナーと同じく黄金色でクリアですが、ホップの苦味や香りが前面に出ているピルスナーに対し、ヘレスは麦芽(モルト)の風味をより重視しているのが特徴です。ピルスナーモルト由来の、パンや穀物を思わせるクリーンで柔らかな麦芽の甘みと旨味があり、ホップの苦味や香りは非常に穏やかで、全体のバランスを整える役割に留まります。 すっきりとした飲み口と喉越しの良さから、ミュンヘンでは伝統的なデュンケルに代わって日常的に最も飲まれるビールとなりました。

スペック

アルコール度数
4.70-5.40%
IBU (苦味)
16-22
SRM (色)
3-5
適温
4-7°C

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