アンバーエール
発祥: 主に20世紀後半(1980年代頃)、アメリカ
概要
琥珀色の外観が特徴的なエールビール。モルトの甘みとキャラメル風味にほどよいホップのバランスがあり、飲みやすさと風味のバランスが取れているスタイルです。
歴史・起源
琥珀色(Amber)が特徴のエール。特に「アメリカン・アンバーエール」は、20世紀後半(1980年代頃)のアメリカのクラフトビール運動の中で生まれたスタイルです。 当時のブルワーたちが、アメリカン・ペールエール(APA)よりも麦芽(モルト)の風味や色合いが豊かで、かつアメリカン・ブラウンエールほどは重くない、バランスの取れた新しいスタイルを求めて開発しました。 特徴は、カラメルモルトなどを使用することによる中程度のボディと、トーストやカラメルのような甘く香ばしいモルトの風味です。これにアメリカ産ホップ由来の柑橘系やフローラル系の香りと、しっかりとした苦味がバランス良く加わります。APAやIPAに比べてモルトの存在感が強く、より複雑な味わいを楽しめるスタイルとして定着しました。 イギリスにもアンバー色のエールは存在しますが、通常「アンバーエール」と言うとアメリカンスタイルを指すことが多いです。
スペック
アルコール度数
4.50-6.20%
IBU (苦味)
25-40
SRM (色)
10-17
適温
8-12°C
このスタイルのビール
このスタイルのビールはまだ登録されていません