アルトビア

発祥: 中世からの進化、ドイツ・デュッセルドルフ

概要

ドイツのデュッセルドルフ地方発祥の伝統的なビール。上面発酵ながら低温熟成させる独特の製法で、琥珀色の色合いとバランスの取れた味わいが特徴。モルトの複雑さとホップのバランスが絶妙な伝統的ドイツビールです。

歴史・起源

ドイツ西部の都市デュッセルドルフ(Düsseldorf)及びその周辺地域で伝統的に造られている上面発酵ビール。「アルト」はドイツ語で「古い (Alt)」を意味し、19世紀以降に主流となった下面発酵のラガー(新しい製法)に対して、それ以前から続く「古い」製法(上面発酵)で作られることに由来します。 ケルシュと同様に、上面発酵酵母を使いながらも、発酵後に低温で熟成させる工程(ラガーリング)を経るのが特徴です。これにより、エールらしい豊かな風味と、ラガーのようなクリーンで滑らかな飲み口を両立させています。 色は銅色から濃い茶色で、麦芽由来のしっかりとした風味(穀物、ビスケット、時にはナッツや軽いロースト感)と、ケルシュよりも明確に感じられるホップの苦味、そしてドイツ産ノーブルホップ由来の穏やかな香りのバランスが取れています。 デュッセルドルフの郷土ビールとして、現在も地元で深く愛されています。

スペック

アルコール度数
4.30-5.50%
IBU (苦味)
25-50
SRM (色)
11-17
適温
7-10°C

味の特性

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