バルチックポーター

発祥: 18世紀後半~19世紀、バルト海周辺諸国(英国ポーターが起源)

概要

バルト海周辺諸国で発展したポーター。伝統的な英国ポーターよりもアルコール度数が高く、ラガー酵母で低温発酵・熟成させることが多い。濃厚で滑らか、複雑な味わい。

歴史・起源

18世紀英国ポーターがバルト海周辺国(ロシア、ポーランド、北欧等)へ輸出され、現地で独自進化したスタイル。 寒冷気候や輸送、またインペリアルスタウトの影響を受け、英国ポーターより高アルコール(6.5-9.5%)で濃厚リッチに。 最大の特徴は、多くがエール酵母でなくラガー酵母を使い、低温発酵・熟成(ラガーリング)させる点。これによりエール臭が抑えられ、滑らかでクリーンな飲み口に。 味はダークフルーツ、カラメル、トフィー、チョコ、リコリス等の複雑な麦芽風味があり、ロースト感は控えめ、甘みが感じられることが多い。

スペック

アルコール度数
6.50-9.50%
IBU (苦味)
20-40
SRM (色)
17-30
適温
8-12°C

このスタイルのビール

このスタイルのビールはまだ登録されていません