シュバルツビア
発祥: 中世後期~16世紀頃、ドイツ(テューリンゲン/フランケン地方など)
概要
ドイツの黒ビールで、濃い色合いながらも軽快でスッキリとした味わいが特徴。わずかなロースト感と軽いモルトの甘みを持ち、スタウトやポーターよりも軽い口当たりのラガービールです。
歴史・起源
ドイツ発祥の、色が非常に濃い(Schwarz = 黒)下面発酵のラガービールです。 その歴史は古く、少なくとも16世紀にはドイツ中部(テューリンゲン州やフランケン地方など)で造られていた記録が残っています。ケストリッツァー醸造所などがその代表格です。 見た目はポーターやスタウトのように真っ黒に近いですが、味わいは全く異なります。色の濃さは、少量使われる殻皮を取り除いた色の濃い麦芽(デハスクド・ローストモルトなど)に由来し、これにより強い焦げ臭さや苦味、重さを伴わずに、深い色合いと穏やかなロースト香(コーヒーやビターチョコレートのニュアンス)だけをもたらします。 下面発酵ラガー特有のすっきりとしたクリーンな飲み口と、驚くほど軽快なボディ、控えめなホップの苦味が特徴で、「黒いのにゴクゴク飲める」と表現されることもあります。見た目と味わいのギャップが魅力のスタイルです。
スペック
アルコール度数
4.40-5.40%
IBU (苦味)
20-30
SRM (色)
17-30
適温
7-10°C
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