インペリアルスタウト

発祥: 18世紀、イギリス・ロンドン

概要

通常のスタウトよりも高いアルコール度数と濃厚な風味を持つ強いスタウト。濃厚なロースト麦芽の風味、コーヒーやダークチョコレートのノート、時に焦げたような深い苦みが特徴の複雑かつパワフルなビールです。

歴史・起源

18世紀ロンドンで、ロシア帝国(特にエカチェリーナ2世の宮廷)への輸出用に醸造された高アルコール(8-12%以上)スタウト。「ロシアン・インペリアルスタウト(RIS)」とも呼ばれます。 長い船旅と寒冷な気候に耐えるため、またインペリアルスタウトの影響を受け、通常のスタウト等より多くの麦芽でアルコール度数を極めて高くし、劣化や凍結を防いだとされます。スレール醸造所(後のバークレイ・パーキンス)等が生産しました。 特徴は濃厚な黒色、フルボディ、チョコレート、コーヒー、ダークフルーツ、ロースト麦芽等の複雑で力強い風味と、アルコールの温かみです。 一時生産が途絶えましたが、現代クラフトビール・ムーブメントで再評価され、特にアメリカで多様な解釈(バレルエイジ等)と共に復活しました。

スペック

アルコール度数
8.00-12.00%
IBU (苦味)
50-90
SRM (色)
30-40
適温
12-16°C

味の特性

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