ゴーゼ

発祥: 中世(13世紀頃)、ドイツ・ゴスラー(後にライプツィヒへ)

概要

ドイツ発祥の小麦ビールで、塩と コリアンダーを加えて醸造される伝統的なサワービール。さわやかな酸味と軽いしょっぱさが特徴で、複雑ながらも爽快感のある独特の味わいが楽しめます。

歴史・起源

ドイツ中部の都市ゴスラー(Goslar)で中世(13世紀頃の記録あり)に発祥したとされる、非常に古い歴史を持つ上面発酵の小麦ビールです。名前はゴスラーを流れるゴーゼ川に由来します。 後にライプツィヒ市で人気を博し、19世紀にはその地の名物となりました。最大の特徴は、乳酸菌発酵による爽やかな酸味、そして原料水由来(後に塩を添加)の明確な塩味です。さらに、ベルギーの白ビールのようにコリアンダーシードで風味付けされることも多く、これらが独特の風味を生み出します。 第二次世界大戦後のドイツ分断や嗜好の変化により、ほぼ絶滅状態に陥りましたが、1980年代以降にライプツィヒで復活の動きがあり、さらに近年のクラフトビールブームの中で世界的に再注目されました。 伝統的なスタイルに加え、様々なフルーツを加えたゴーゼも人気を集めています。

スペック

アルコール度数
4.20-4.80%
IBU (苦味)
5-12
SRM (色)
3-4
適温
5-8°C

味の特性

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