ダブルIPA

発祥: 1990年代後半~2000年代初頭、アメリカ

概要

通常のIPAよりもホップ使用量とアルコール度数が増した強烈なIPA。強い苦味とホップの香り、そしてリッチなモルトの風味が調和したパワフルなスタイルで、アメリカのクラフトビールシーンで人気を博しています。

歴史・起源

アメリカのクラフトビールシーンが生んだ、IPAをさらに強力にしたスタイルです。「インペリアルIPA」とも呼ばれます。 1990年代後半から2000年代初頭にかけて、より強烈なホップ体験を求めるブルワーと消費者の要望に応える形で登場しました。 通常のIPAよりも多くの麦芽とホップを使用し、アルコール度数は高く(多くは7.5~10%程度)、ホップ由来の香り(松、柑橘、トロピカルフルーツなど)と苦味も格段に強調されています。 ただし、単に苦いだけでなく、高いアルコール度数とバランスを取るためのしっかりとした麦芽の風味(モルト・バックボーン)も併せ持つのが特徴です。 ロシアリバー・ブルーイングカンパニーの「ブラインド・ピッグIPA」や、その後の「プリニー・ジ・エルダー」などが初期の代表例として有名で、ホップ好きのビールファンには欠かせないスタイルとなりました。

スペック

アルコール度数
7.50-10.00%
IBU (苦味)
60-120
SRM (色)
6-14
適温
8-12°C

味の特性

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