ポーター
発祥: 18世紀初頭(1720年代頃)、イギリス・ロンドン
概要
スタウトの起源となった暗色のビール。チョコレートやカラメル、時にコーヒーのような焙煎された風味があり、スタウトよりも軽い口当たりのことが多いです。
歴史・起源
18世紀初頭(1720年代頃)のロンドンで誕生し、急速に普及した濃色のエールビールです。 当時のロンドンは産業革命前夜の活気にあふれ、港湾や市場で働く荷運び人(ポーター)などの労働者たちに、安価で栄養があり、しっかりとした味わいのこのビールが大変好まれたことから、その名が付いたと言われています。 起源については諸説ありますが、当時のパブで一般的だった熟成(Stale)ビールと新しい(Mild)ビールなどを混ぜる飲み方を、醸造所があらかじめブレンドして一つの樽(Butt)に詰めた「Entire Butt Beer(エンタイア・バット・ビア)」として売り出したのが始まりとされています。 主原料のブラウンモルトがもたらす香ばしさと適度な苦味、甘味を持ち、ロンドンの大規模醸造所(ブルワリー)によって工業的に大量生産され、一時はイギリスで最も消費されるビールとなりました。後のスタウトの直接的な母体となった重要なスタイルです。
スペック
アルコール度数
4.00-6.50%
IBU (苦味)
18-50
SRM (色)
20-40
適温
8-12°C
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