ボック

発祥: 原型は14世紀ドイツ・アインベック、ラガー化は17世紀ドイツ・バイエルン

概要

ドイツ発祥の強いラガービール。濃い琥珀色から濃褐色の色合いで、モルトのリッチな風味と甘みが特徴。通常のラガーより高いアルコール度数とボディ感を持つ伝統的なスタイルです。

歴史・起源

ドイツ発祥の高アルコール(6.3%以上)ストロング・ラガー。起源は14世紀北ドイツの都市アインベック(Einbeck)の高アルコールエールとされます。 17世紀にバイエルン・ミュンヘンに技術が伝わり、下面発酵と融合して現在のスタイルに。「ボック」はEinbeckの訛り、または「雄ヤギ」(ラベルによく描かれる)に由来する説があります。 伝統的なボックは濃色(琥珀色~茶色)で、麦芽の豊かな風味(トースト、カラメル)が主体、ホップは穏やか。特定の季節(冬~春)に飲まれます。 マイボック(淡色)、ドッペルボック(強力)、アイスボック(凍結濃縮)などの派生スタイルがあります。

スペック

アルコール度数
6.30-7.20%
IBU (苦味)
20-27
SRM (色)
14-22
適温
7-10°C

味の特性

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