スタウト
発祥: 18世紀初頭、イギリス・アイルランド
概要
焙煎麦芽を使用した黒色のビール。チョコレートやコーヒーのような風味があり、種類によって甘さやアルコール度数が異なります。アイリッシュドライスタウト、インペリアルスタウトなど多様なバリエーションがあります。
歴史・起源
元々「スタウト」とは「強い」「頑丈な」という意味の形容詞でした。18世紀のロンドンで大流行したポーターの中でも、特にアルコール度数が高く濃厚なものを「スタウト・ポーター」と呼んでいたのが始まりです。 やがてこれが独立したスタイルとして確立し、特にアイルランド・ダブリンのアーサー・ギネスが1759年に創業した醸造所が、ポーター、そしてスタウトの生産で世界的な名声を得ました。 初期は色の濃いブラウンモルト等が主原料でしたが、1817年にブラックパテントモルト(高度に焙煎した麦芽)が発明されると、ベースとなる安価なペールモルトに少量のブラックモルトを加えるだけで、効率的に非常に濃い色と独特のロースト香(コーヒーやチョコレートのような風味)を出せるようになり、現代に繋がるスタウトの製造法が確立しました。 ドライスタウト、ミルクスタウト、インペリアルスタウトなど、多くのバリエーションが存在します。
スペック
アルコール度数
4.00-8.00%
IBU (苦味)
25-75
SRM (色)
25-40
適温
8-12°C
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