トリペル

発祥: 原型は1930年代、確立は1956年、ベルギー(ウェストマール修道院)

概要

ベルギー修道院発祥の強いブロンドエール。高いアルコール度数ながら飲みやすく、フルーティーでスパイシーな香り、軽快な飲み口と心地良い甘みが特徴です。

歴史・起源

ベルギーのトラピスト修道院発祥とされる、アルコール度数が高い(多くは8~10%程度)黄金色の上面発酵エール。「トリペル」は「3倍」を意味し、修道院で最初に造られていた比較的軽めのビール(シングル)や、デュッベル(2倍)に比べて、麦芽の使用量が多い(またはアルコール度数が高い)ことから名付けられたと言われています。 このスタイルの原型を確立したのは、ウェストマール修道院醸造所とされています。彼らが1934年に醸造を開始し、1956年に改良した「ウェストマール・トリペル」が現代のトリペルの基準となりました。 特徴は、淡い麦芽(ペールモルト)とキャンディシュガーの使用による明るい色合いとドライな後味、ベルギー酵母由来の複雑なフルーツ香(柑橘、洋梨など)とスパイシーな香り(クローブ、胡椒など)、そしてしっかりとした苦味と高い炭酸ガス圧です。アルコール度数の高さを感じさせない飲みやすさも魅力です。

スペック

アルコール度数
7.50-9.50%
IBU (苦味)
20-40
SRM (色)
4-7
適温
8-12°C

味の特性

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