🌾 ビールとは?
ビールは、麦芽(モルト)、ホップ、水、酵母の4つの基本原料から作られる醸造酒です。 世界中で最も広く飲まれているアルコール飲料の一つで、その歴史は紀元前数千年にまで遡ります。
ビールの4大原料
🌾麦芽
甘みと色の元
🌿ホップ
苦味と香り
💧水
90%以上を占める
🦠酵母
発酵を促す
🔬 エールとラガーの違い
ビールは大きく「エール」と「ラガー」の2種類に分類されます。 この違いは使用する酵母と発酵温度によって決まります。
エール (Ale)
- • 上面発酵酵母を使用
- • 15〜25℃の温度で発酵
- • フルーティーで複雑な香り
- • IPA、ペールエール、スタウトなど
ラガー (Lager)
- • 下面発酵酵母を使用
- • 5〜10℃の低温で発酵
- • すっきりとクリアな味わい
- • ピルスナー、ヘレス、ボックなど
📚 代表的なビアスタイル
世界には100種類以上のビアスタイルがあります。 ここでは初心者におすすめの代表的なスタイルを紹介します。
ピルスナー (Pilsner)
チェコ発祥の黄金色のラガー。すっきりとした苦味とキレの良さが特徴。 日本の大手ビールもこのスタイルがベース。初心者に最もおすすめ。
ペールエール (Pale Ale)
イギリス発祥のエール。ホップの香りと程よい苦味が特徴。 クラフトビール入門に最適なバランスの取れたスタイル。
IPA (India Pale Ale)
ホップを大量に使用した苦味の強いエール。 柑橘系やトロピカルな香りが特徴。クラフトビールの代表格。
ヴァイツェン (Weizen)
小麦を使ったドイツのエール。バナナやクローブのような香りが特徴。 苦味が少なく、ビールが苦手な人にもおすすめ。
スタウト (Stout)
焙煎した麦芽を使った黒ビール。コーヒーやチョコレートのような風味。 ギネスが有名。意外と飲みやすく、甘いデザートとも相性◎。
📖 知っておきたい用語
- ABV (Alcohol By Volume)
- アルコール度数。一般的なビールは4〜6%、ストロングエールは8%以上のものも。
- IBU (International Bitterness Units)
- 苦味の指標。数値が高いほど苦い。ピルスナーは20〜40、IPAは40〜100程度。
- SRM (Standard Reference Method)
- ビールの色の指標。数値が高いほど濃い色。ピルスナーは2〜4、スタウトは30以上。
- ドライホッピング
- 発酵後にホップを追加する技法。苦味を増やさずに香りを強くできる。